ぬちぐすいのブログ

ぬちぐすいのブログ

ライン@

天花粉

2019年7月27日

温灸器テルミーをかける際、

汗をかいている方などに、

時にベビーパウダーを使わせていただくのですが、

そのベビーパウダーのことを

天花粉と言ったら、

全然通じませんでした。

シッカロールなら、ギリわかるのでしょうか。

 

蚊取り線香は、元々、除虫菊からできていたと思うんですが、

今ではキンチョーのそれがスタンダードですよね。

 

マツタケのお吸い物は、

永谷園だし。

 

出汁といったら

味の素。

 

お茶はペットボトルに入っていて、

魚は切り身で泳いでいて。

 

子供の頃、シャーベットと言ったら、

ハウスのシャービックだったなー、

なんてことを思い出しました。

 

本物がなにかわからなくなっているのです。

 

けど、本物ってなんだろ?

時代によって変容していくようにも思えるし。

ずっと変わらないものであるようにも思えるし。

そんなことを考えることもあります。




タピオカ

2019年7月26日

タピオカって、苗字みたいです。

ちょっとタピオカくん、この書類目を通しておいて。

とか、仕事できそうなサラリーマンみたい・・・

 

そんなことはさておき。

先日、人生で二度目のタピオカ体験しました。

一度目は多分、前回のタピオカブームの時。

10年以上前なんでしょうかね?

で、今回。

 

怖い飲み物だなーと思いました。

太いストローでスーって吸ってスポンって。

ダイレクトに咽喉に入っていきそうなこともあったりして。

高齢の方とか、嚥下が不安な方は危ないなーと。

 

味はおいしかった♪ 黒糖ミルク。

食感もよかった♪

そして、おなかが思い切り冷えました。




ALSの国会議員さん

2019年7月24日

世界初ALS患者の国会議員とニュースで言っていました。

そう、れいわ新撰組の ふなごやすひこ さんです。

ふなごさんご自身の政策はちゃんと聞いたことがないのですが、

単純に、この方のように重度身体障害を持つ方が

環境的に国会に参加できるのか、とても気になるところです。

国はどういったことをしていくんだろ?

こういったことをきっかけに社会全体も意識が変化していくのか?

 

奇しくも?私はALSの方とほぼ20年来お付き合いがあります。

呼吸器をつけていらして、話すことも動くこともできず寝たまま自宅で過ごされているその方は、

選挙に参加できないと聞いていました。

こういうところから変えていけるのかな。

 

また、昨年末突然、障害を持つ家族ができたことで

私も他人事ではなくなってしまいました。

 

ふなごさんのこと、今後の動向を注視していたいと思います。




ないとなると

2019年7月23日

もう10年以上も前になりますが、

患者さんがお気に入りだという大きいオレンジピールの手焼きクッキーをいただきました。

私の好きな堅さで、

味もホントに好みで、

私のお気に入りにもなりました。

静岡市内では老舗のケーキ屋さん、リュバンの定番クッキー。

 

時々、通りがかると買ったりしていたのですが、

久しぶりに行ってみたところ、

ない!!!

 

お店の方に聞くも、

「私、こちらで働いて半年経ちますけど、

そういったものは・・・みたことありません」

と言われてしまい、

見事撃沈orz

 

どうも小いサイズのものはありそうなのですが、

私が求めていた大きいものがなくなっていたようでした。

ないとなると、また、食べたいのでした。

 




出汁・・・か?

2019年7月21日

10年以上来ていただいている患者さん。

その間、乳がんを患ったり

大変だった時期もありましたが、

ここ最近、明らかに身体が変化したと感じています。

鍼灸の効果が少しずつ表れてきたのならば

とてもうれしいのですが、

私が思うに、

食生活の変化がとても大きいのでは、と。

 

いつも施術の際のその方の興味のある話が楽しいのですが、

ここ半年ぐらい和食の調理法について学んでいると聞いていました。

それは出汁の取り方、魚のさばき方、調味料の選び方などなど、

基本的な、でもなかなか実践できないような本格的な内容です。

それを嬉々として日々の生活でやられている様子でした。

私は、この食事と体の変化を結びつけずにはいれらない。

 

自然療法の大家、私の尊敬する東城百合子先生も

食事のことは口を酸っぱくしながら、

大切さをいつも述べていますが、

でも、私にはどこか他人事のように、

「あー、わかってる、わかってる」と言いつつ、全然腑に落ちていなかった。

実践がなかったから、実感がなかった。

 

でも、今回、この患者さんの身体を診せていただいて、

直感できました。

明らかに食事の変化による身体の変化だ!

それも、出汁にヒントがあるような気がしてならない。

鰹節に昆布。

これを十分にうまみを引き出す方法で出汁を取る。

自分勝手にやったものとは全然味が違うと仰っていました。

 

私が興奮気味に

「やっぱり、本物ですよね!」というと、

その方は、

「う~ん、そうかもしれないけど・・・なにより、ホントに美味しい!!

それが一番じゃないですか!?」

心から美味しいものが、身体にも美味しいのだ、

というシンプルなところに真実があるように思ったのでした。

 

 

 




ダイレクトで言い分けがない

2019年7月20日

「大事なのは気分」

と尊敬するカメラマンさんがかつて言っていた。

30年前はわからなかった。

今はわかる気がする。

 

知識でも、小手先の技術でもなく、

人の想いとか、湧きあがる感情とか、

自分の中の気=エネルギーが満ちるその時が大事なんだと。

 

その時表現されるものは、

ダイレクトで言い分けがない。

むき出しの情熱が心をうつ。

説得力があるのは当然だと思う。

 

 

 




水と腎気

2019年7月18日

最近、母が新聞の夕刊を切り抜いて渡してくれます。

週に一回、同じコラムです。

 

「人生最期の迎え方」

石飛幸三医師によるものです。

 

もうすぐ80歳になろうという母ですが、

こういうことに関心があるんだなーと改めて知りました。

 

今回もらった切り抜きは、

「平穏死のすすめ」というタイトルがつけられていました。

 

特別養護老人ホームの勤務医の著者が経験した

三宅島出身の方の奥様の看取りが書かれていました。

 

三宅島では、

「食べないから死ぬのではない、死ぬから食べないのだ」

という島で伝わる教えがあり、

ご家族の希望で

欲しがるだけの少量の食事を食べさせて、

最後は水さえも受け付けなくなり

2週間後に眠るように息を引き取ったといいます。

この医師は、初めて目の当たりにした自然な最期だったと言っています。

 

「徐々に食べなくなり、最後は水分も栄養も受け付けなくなり、

眠って、眠って、苦痛なく旅立たれるのです。

食べなくなるのは、体内の余計なものを捨てて

身を軽くして天に上るためかと思いました。

殆ど水分をとらないのに、

最期までお小水が出るのです。」

 

この文章を読んで、私も唸ってしまいました。

東洋医学では、人は腎が虚して腎気が尽きた時に死ぬと言われています。

腎は水を司ります。

腎の力が少しずつなくなって、

水がなくなって、

人が死んでいくんだなぁ。

 

自然に死にたいなぁと思ったのでした。

 

 




ぬちぐすいのブログ