自分の名前が長い間好きではなかった。
発語しにくいし、
どこかしら古めかしいし、
堅苦しい感じがするし、
全然ピンとこなかった。
由貴子の由は、自由の由。自らにしたがう、自らに基づく、自らによる。
由貴子の貴は、貴いの貴。
由貴子の子は、一から了まで、最初から最後まで、つまりは一生涯。
「生涯、貴く生きる」
と解釈してみた。
決意みたいな強い意志を感じてしまって、
やっぱり堅い名前だな~と改めて思ったけれど、
貴く生きたい、という想いは知らずのうちに自分に備わっているかも。
できているかどうかはともかくとして。
人生が名前に引きずられるということもあるのかしら。
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