スキメシ。
私が開業した頃、2000年だと思うが、スキメシという言葉を聞いた。
好きなことで飯を食う、というスキメシ。
私自身もそれがいいと、この道を選んだ。
でも本当はちょっと違う。国家資格に目が眩んだのだ😝
もちろん好きには違いなかったけれど、もっと好きなことがあった。例えば音楽。例えば占い。
でもそれらを生業にするのは怖かった。果たして生活できるのだろうか?と。
国家資格という後ろ盾が、私に自信をつけてくれた。大丈夫、私はこれでいける!と思った。
今、振り返ってみて、この仕事は相変わらず好きでいられて、それなりに生活できているので、スキメシを実践していると言えるかもしれないけれど、ホントのホントのところでは日和っているのだ。
今日、患者さんのご子息の話を聞いた時、心の底から応援したくなった。
ご子息は、大学卒後、洋服関係の専門学校に通いがてら、アルバイトはオートクチュールのリフォームをしていたオーナーのもとで洋服のお直しをしていると。オーナーに可愛がられて、オーナーのアトリエを自由に使わせてもらって学校の課題をしたり、技術を学んだり。
また古着のリメイク販売をしている人と繋がっていろいろ情報を得たり。
お母様である患者さんは、将来を心配されているようにも見受けられたが、私はそんなふうに好きに一直線で嬉々として活動していることがとても羨ましく思えたし、このまま情熱を持ち続けたら仕事も上手くいって、なにより充実した自分の人生を送れるのではないだろうかと思った。
途中で気が変わってももちろんいい。
その時々、自分の情熱を傾けられることに全力で生きられたらどんなに幸せだろうかと思う。
コメントを残す