本を読むまで全く知らず無知だったのですが・・・
カロリーはいまやすでに過去の遺物ともいっていい栄養の指標だそうです。
そうなんですか!!
カロリーはある食品を燃やした時に水の温度を何度上げられるかという数字であり、
体内の消化・吸収や代謝とはまったく関係ない数字で栄養とも無関係であると。
たとえば米100キロカロリーと肉100キロカロリーは同じエネルギーであるが、
栄養素は全く異なるわけで
米はほぼ糖質のみ。肉はたんぱく質、脂質、ビタミンなどが含まれる。
言われてみればそうか、と思うんですが
カロリー至上という意識はありますよね、なんとなく。
じゃなければ、サンドイッチマンのゼロキロカロリーギャグも成立しませんもんね。
日本の医療界では栄養学的なことってかなり遅れているようで
病院食もカロリー重視の日本独特のエネルギーバランス食となっているらしく。
いわゆる日本でバランスのいい食事とは、
「炭水化物6割・タンパク質2割・脂質2割」。
このバランスに医学的、科学的裏付けはまったくなく
米を主食とする日本人の食習慣から決められたという説があるようで。
う~む。
そういえば、かつて
糖尿病の患者さんに対して病院は
「何を食べてもいいです、カロリーだけ気を付けてください」
といい、
病院食が、おかずに対して白米の多さ(山盛りのごはん!)に違和感を覚えたことがありました。
必須アミノ酸(たんぱく質)や必須脂肪酸(脂質)というものはあるが、
必須糖質というものはなく、
重要性で言えば、圧倒的にたんぱく質と脂質が勝るということも
なるほどと思わされるなぁ。
水野雅登 著「最強の糖質制限ガイドブック」
著者自身が糖尿病を糖質制限で克服した医師で、
どうして糖質制限がよいのか、どのように糖質制限をするのかなど
とてもわかりやすく書かれています。
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