来院される患者さんで、
「休養するのが罪悪感なんです」
とおっしゃる方がいます。
ご自身も、私も、明らかにストレスフルな状態だと感じている患者さんなんですが、
リラックスとか、のんびりだらだらするとか、適当に過ごすとか、
できないんだそうです。
話をうかがってみると、
元々は自由な人だったのです、と。
それが、体調不良でいろんな治療をするにあたり、
これはだめ、あれはだめ、と生活に制限がたくさんかかることが多くて、
次第に、今の状態(休養は罪悪)になってしまった、と。
治療者側は、よかれとアドバイスをするも、
それが患者さんにはプレッシャーになることがあるのだなぁと思わされました。
頭であれこれ考えすぎて、
自分で自分の行動を縛り付けていると、
身体の機能もがんじがらめで、
自然治癒力が発揮できないのじゃないかと思います。
身体をよくしたいためなのに、
全然よくならない・・・
まずは考えすぎないで感覚を信じて行動してみたらどうかなぁと思いました。
自然にわきあがる欲求に従ってみるというか。
眠いとか、食べたいとか、やめたいとか、叫びたいとか、泣きたいとか、なんでも。
がちがちに凝り固まった各器官を十分働かせるために、ゆるんでほしいと思いました。
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