以前、ともだちのアロマテラピーサロンで
ちら見して気になっていた本を、
知人からたまたまいただいた。
おおおーーーー、うれしい。
さっそく、読んでみる。
涙がじわりじわり。
「命のアロマ~看取りは親からのギフト」
小池美喜子 著
ナチュラルハーモニー&サイエンス社
義理の祖母を看取った経験から、
アロマをつかった小規模のデイサービスを立ち上げて、
ひとりひとりに合った自然の看取りができるようにしている小池さんの実録。
医療の現場や、大規模介護施設などではなかなかできにくい
きめ細かい心のこもったサービス。
小池さんはアロマ(植物の精油)を、
介護の現場で使っている。
むくんだ足にマッサージ、
尿の消臭、
心が落ち着かないときなどなど。
精油自体に絶大の効果を感じているが、
それはひとつのきっかけのようなものだと捉えているようだ。
精油は、おじいさん、おばあさんと、介護者との媒介なのだと。
精油を使うことで、手を触って、さすることができる。
スキンシップを自然にすることができるということが大切なんじゃないかと。
そこに人と人のつながりができていく。
本には、介護がわくわくするようなことがたくさん書かれているが、
実際のところ、そんなに楽しい現場ばかりではないとは容易に想像できる。
でも、よりより看取りや、介護施設での可能性を感じられるものだった。
そして、今の私の鍼灸の仕事にもかかわる
大事な心構えのようなものを感じた本だった。
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